今回はお店をオープンするまでのヒストリーを少しお話ししようかと
思います。
お店の名前である”infinity”。
意味は、無限・無限大・広がりなどがあります。
この名前は、私の尊敬している私の師匠である先生にお願いしてつけて
頂きました。
私の師匠は、ロンドンにあるVIDAL SASSOONの先生方です。
日本だとシャンプーやヘアアイロンなどで有名ですが、
世界的にはカットを世界に広めた有名な美容師さんの名前であり、
美容室の名前でもあります。
また、ロンドンSASSOONアカデミーにはカット＆カラーの哲学を
学べる学校があります。
この学校には、世界中から美容師が勉強に訪れています。
私がVIDAL SASSOONの先生達に出会ったのは美容学生の時です。
私が通っていた学校が、SASSOON SCHOOLSHIPという教育プログラムに
加盟していました。
SASSOONの先生達は、ハサミ１本で全てのカットをしていきます。
１人、１人の骨格、髪質に合わせてハサミ１本で彫刻のようにカットを
していく事を知った時に、とても感銘を受けました。
このカットの仕方を、SASSOON SCHOOLSHIPに加盟している学校で勉強
する事ができ、勉強すればする程このカットの仕方にどんどん魅了されて
いき、ロンドンに留学して勉強したいと思うようになりました。
学校を卒業し、日本の美容室に就職した後も留学したいという気持ちは
変わらず、色々なご縁があり24歳の時、単身でロンドンに留学する事が
できました。
ロンドンに行くにあたり、大変お世話になったのがSASSOON SCHOOLSHIP
を作られ今も日本人で唯一SASSOONで働いていらっしゃる、石井曜子先生
です。
私の１番尊敬している先生であり、私の師匠です。
SASSOON SCHOOLSHIPに加盟している学校を卒業したお陰で、留学費用、
今では、イギリスの法律がとても厳しくなってしまったので、サロンで
アシスタントとして働く事はとても難しい事ですが、私が留学した頃は
まだ規制が緩かったので、とても貴重な経験をさせて頂きました。
その後もSASSOON SCHOOLSHIP、SALONSHIP限定のコースを受講して
きました。
今はSCHOOLSHIP、SALONSHIP、エデュケーショングループがあり、
個人でも加盟出来るシステムがあるので、興味のある方は石井曜子先生
までお問い合わせすると良いのではないでしょうか？
このコースは実際にSASSOONの先生方達が勉強している内容と同じ内容
のトレーニングになります。
もちろん私に相談したい方は私も色々とお世話をして頂いたので、
お返しがしたいです。
とても貴重な授業で、人にどのように教えるのか、伝えていくのかという
内容も含まれています。
他では受講する事が出来ないこのコースは人数も、授業を担当して下さる
先生も限定されており、SASSOON INTERNATIONAL CREATIVE DIRECTOR
MARK HAYES氏の授業もあります。
こんな貴重な体験は他ではなく、とても濃密な時間を過ごす事が出来
ました。
私の師匠であるSASSOONの先生方は、基本がいかに大事かという話を
して下さいました。
最初はその意味がしっかりわかっていたわけではありませんが、
尊敬している先生方が何度も同じ話をして下さり、言われた通り
まずやってみようと思い実践してきました。
繰り返し、繰り返し基本を勉強する事により、１回目にわからなかった事
が２回目、３回目と回を重ねて勉強していく度に、先生方が言っている
意味の理解度が全て変わってきたのです。
基本が全てのベースになります。基本が解っていればそこからアレンジ
することは簡単です。
これはカットだけに言えることではなく、料理などでもそうですよね？
勉強すればする程、基本の大事さや奥深さに気づかされました。
先生達が繰り返し、基本の大事さを教えて下さったお陰で今の私が
あります。
勉強すればする程、今回はここができるようになったけどまだここが
出来ていないという事の繰り返しです。勉強に終わりはないなと常に
思います。
先生達の元で勉強し、基本が身についた私はとても自信を持つ事が
できました。
私が、今自分自身のお店を自信を持ってオープンする事ができたのは、
先生達が繰り返し基本の大事さを教えて下さり、自分自身でしっかり
勉強して自分の技術に自信を持てるようになったからです。
また、SASSOON SCHOOLSHIP、SALONSHIPのおかげでたくさん貴重な
経験をさせて頂き、視野がとても広がりました。
お店の名前である”infinity”。
お店の名前に負けぬよう、私自身が無限に無限大に広がっていけるよう、
その為、お店を少しお休みさせて頂く時期がございますが、
今後ともinfinityをどうぞよろしくお願い致します！！
